たまに受けるインタヴューなどで 「なぜ芝居をしているのか?」と問われるたびに 「それしか出来ないから」と答えていたけれど、 どうやらそうじゃないと最近気付いた。 今、自分に一番しっくりくる答えは、 「芝居を辞めるために芝居をしている」という感じだ 生活の芯に芝居を据えて、それ中心に生活を構築するというのは 芝居人として真っ当だと思う でも昔から僕にはその考え方は無かった 芝居が生活の中心なら、多分もっと若い時期に大道具の世界とか PAの世界に入っていたと思うけど、その考えは全く無かった その理由が最近やっと解った 僕は芝居をする為に生きているんじゃなくて 生きる為に芝居をしている だから正直なところ、辞められるなら辞めたいとさえ思っている でも悲しいことに今の僕は 芝居をしていなければマトモな精神を保っていられない欠陥人間だ いつか芝居をしなくても生きていくことが出来るようになる為に、 僕はもう15年以上も芝居を続けている こんな理由で芝居をしている僕を同じ世界の人は 毛嫌いするかもしれないが
by rawworks
| 2010-08-14 11:58
| X2
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