『建築家 林昌二』氏の毒に満ちた一冊。 って訳でもなく、戦後~現在まで建築の第一線で活躍して来られた氏の 全建築史のような内容だった。 主にオフィスビルを手掛けて来られた氏は、 都市(首都)のオフィスビルのデザインは、国の品格を問われる重要な(顔)だとして、 文字通りデザインに全てを捧げて来た方らしい。 興味深かったのは、「(建築の)デザインは国の行く末を決める」という氏の言葉だった。 例えば国会議事堂。 政府委員席が議員席を見下ろすような高い位置に(ひな壇)として作られている 内部構造。 常に高い位置に居る人間は自分が偉いと思い込みやすく、 常に低い位置に居る人間は、自然とへりくだるような態度になっていく。 これでは民主主義国家としての行く末が目に見えていると氏は語ります。 人間は建物を作り、次に建物は人間を作る。 僕もデザインという世界の端っこで生きている人間です。 自分の行動の結果をキッチリと見つめて行こうと思ったりしました。
by rawworks
| 2008-12-01 23:21
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